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虎の子とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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虎の子

「虎の子の1点を守る」などのように使う「虎の子」という言葉。

「虎の子」は、訓読みで「とらのこ」と読みます。

「虎の子」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「虎の子」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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虎の子の意味

「虎の子」には次の意味があります。

《虎はその子を非常にかわいがるところから》大切にして手放さないもの。秘蔵の金品。(出典:デジタル大辞泉)

「虎の子」は、現金・貯金・資産などの金品を指す言葉として使われることが多い言葉です。
大切にしているもの・ことを指す言葉としても使われる場合もあります。

このような動物の子育ての習性に着目した表現はほかにもあります。

たとえば、「獅子(しし)の子落とし」ということわざは、獅子(ライオン、古来は想像上の生き物)が生まれた子を谷に落とし、生き残った子のみを育てるという言い伝えから、「わが子に厳しい試練を与えて才能をためし、立派な人間に育て上げることのたとえ(出典:ことわざを知る辞典)」として使われています。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・誰もが、虎の子の財産の行方を心配してのことであった。
(出典:草野厚『証券恐慌――山一事件と日銀特融』)

虎の子の定期預金を解約しなくてはならなくなるかもしれない。
(出典:宮部みゆき『名もなき毒』)

・破産して一文ナシだなんて世間には吹聴して、虎の子を肌身はなさず隠しているのよ。
(出典:坂口安吾『明治開化 安吾捕物』)

・この動きがいずれ日本にも及ぶとすれば、情報処理事業グループにとって虎の子のオフィスコンピューターが脅かされるのではないか。
(出典:富田倫生『パソコン創世記』)

・べつに処女を虎の子のように大切に抱え込んでいたわけではなく、これまでに喜んで捧げられる相手にめぐり会わなかっただけである。
(出典:森村誠一『野性の証明』)

類語

愛蔵(あいぞう)
意味:物を大切にして、しっかりしまっておくこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

秘蔵(ひぞう)
意味:人にはあまり見せずに大切にしまっておくこと。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)

取って置き(とっておき)
意味:いざという時のために、大切にしまっておくこと。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)

生命線(せいめいせん)
意味:その人や団体などが活動を続けるための、重要な事や物。(出典:デジタル大辞泉)

重宝(ちょうほう)
意味:貴重なものとして大切にすること。(出典:デジタル大辞泉)

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