天然水
「天然水しか飲まない」などのように使う「天然水」という言葉。
「天然水」は、音読みで「てんねんすい」と読みます。
「天然水」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「天然水」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
天然水の意味
「天然水」には次の意味があります。
・蒸留などの加工をしていない、自然のままの水。天然にある水。（出典：デジタル大辞泉）
一般的には、天然にある水で、かつ、飲料に適している水を指す場合が多いです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・南アルプスを流れる天然水みたいに澄んだ瞳。
（出典：五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 1』）
・雑誌やら天然水やらと余計な物も買ってカムフラージュしたが、やはり、店員には不審に思われたようだ。
（出典：霞流一『フォックスの死劇』）
・私は出された天然水で水割りを三杯拵えて飲み、帰りに別の天然水のボトルを貰って家で様子を見た。
（出典：高橋克彦『緋い記憶』）
・もとの住居部分には、囲炉裏のある居間や、天然水が絶えず流れている水屋など、古い農家のような和風建築の特徴が残されている。
（出典：内田康夫『日光殺人事件』）
・甘露な天然水がわいてくる泉のそばの、ちょうどこの敷地の上に、彼の祖父は松の木を切り倒して一軒の粗末な家を建て、その中で子供たちが生まれたのであった。
（出典：ホーソン／鈴木武雄訳『七破風の屋敷』）
類語
・ミネラルウォーター
意味：無機塩類を含む飲料水。一般には天然の鉱泉水や湧水をさすが、人工的に塩類を加えたものもある。鉱水。（出典：デジタル大辞泉）
・飲料水（いんりょうすい）
意味：飲むのに適した水。飲み水。（出典：デジタル大辞泉）
・名水（めいすい）
意味：有名な清水。特に、茶の湯で珍重する上質で有名な水。（出典：デジタル大辞泉）
・御冷や（おひや）
意味：冷たい飲み水。（出典：デジタル大辞泉）
・清涼飲料水（せいりょういんりょうすい）
意味：爽快な風味をもつ飲料の総称。牛乳などの乳製品およびアルコール飲料を除く広範囲の飲料で、容器入りのもの。炭酸飲料、果実飲料、ミネラルウォーター、スポーツドリンクなど。（出典：精選版 日本国語大辞典）
