草案
「草案を練る」などのように使う「草案」という言葉。
「草案」は、音読みで「そうあん」と読みます。
「草案」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「草案」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
草案の意味
「草案」には次の意味があります。
・文章、特に規約などの下書き・原案。(出典:デジタル大辞泉)
「草案を練る」は「文章の原案を練る」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・草案の段階では、彼女が殺されてしまうという設定も考えていました。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 6 罪滅ぼし編Tips』)
・加藤はその謝辞の草案を影村一夫に見せたときのことを思い出した。
(出典:新田次郎『孤高の人』)
・私のノートの中には、除去されたその一巻のかなりつき進んだ草案がある。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・古代の立法家の草案のなかには、自殺の項目がちゃんと入っていた。
(出典:サド/澁澤龍彦訳『閨房哲学』)
・そして小さな森全体が共謀して演説の草案を書かせまいとするのだ。
(出典:ドーデ/大久保和郎訳『風車小屋だより』)
類語
・原稿(げんこう)
意味:印刷したり演説や講演など口頭で発表したりするもののもとになる文章。また、その文章を書いたもの。印刷のための書画、写真などを含むこともある。草稿。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・下書き(したがき)
意味:清書の前に練習のためにかいてみること。また、そのかいたもの。(出典:デジタル大辞泉)
・草稿(そうこう)
意味:文章の下書き。原稿。(出典:デジタル大辞泉)
・原案(げんあん)
意味:それをもとにして討議するための案。もとの考え。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・文案(ぶんあん)
意味:文章の下書き。草案。また、文章の構想。(出典:デジタル大辞泉)