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半面とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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半面

「物事には必ず半面がある」などのように使う「半面」という言葉。

「半面」は、音読みで「はんめん」と読みます。

「半面」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「半面」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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半面の意味

「半面」には次の三つの意味があります。

1 顔の半分。
2 ある広さの表面の半分。
3 物事の片方の面。一面。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

半面の意味①「顔の半分。」

「半面」の一つ目の意味は「顔の半分。」です。

つまり「半面」とは、顔の半分の片側のことです。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・こんどは顔を横に向けて半面に光線を受けた所を鏡にうつして見る。
(出典:夏目漱石『吾輩は猫である』)

・それは半面だけしか見えなかったが、確かに船の中でみたあの黒衣の女だった。
(出典:横溝正史『塙侯爵一家』)

・右半面は白地に黒で書かれた泣き顔、左半面は黒地に白で書かれた笑い顔。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 5 夏休み編+1』)

類語

面(めん)
意味:人の顔。(出典:デジタル大辞泉)

横顔(よこがお)
意味:横向きの顔。横から見た顔。(出典:デジタル大辞泉)

片面(かためん)
意味:顔の半分。(出典:デジタル大辞泉)

半面の意味②「ある広さの表面の半分。」

「半面」の二つ目の意味は「ある広さの表面の半分。」です。

つまり「半面」とは、場所や物体の表面を半分にした片側のことです。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・やはり半面ガラス張りで、下にある教室のようなものがよく見えるようになっていた。
(出典:時雨沢恵一『キノの旅 第3巻』)

・汽車は勿論そう云う間も半面に朝日の光りを浴びた山々の峡を走っている。
(出典:芥川竜之介『お時儀』)

・日はもうかなり高く昇っているにもかかわらず、笠ヶ岳の半面は翳っていた。
(出典:新田次郎『槍ヶ岳開山』)

類語

一半(いっぱん)
意味:二分したうちの、一方。半分。なかば。(出典:デジタル大辞泉)

片側(かたがわ)
意味:両面あるうちの、一方の側。また、2列あるうちの、一方の列。(出典:デジタル大辞泉)

サイド
意味:サッカー・ラグビー・テニスなどのスポーツで、陣地。(出典:デジタル大辞泉)

半面の意味③「物事の片方の面。一面。」

「半面」の三つ目の意味は「物事の片方の面。一面。」です。

つまり「半面」とは、ものごとの一面のことをいいます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・生命の父からうけた半面である精神と意志は、彼の故郷ではなかった。
(出典:ヘッセ/永野藤夫訳『知と愛』)

・けれど、これの半面には、脱落者が多かったことも証拠だてられている。
(出典:吉川英治『私本太平記』)

・家庭では自分がだれからも縛られたくない半面、だれをも縛らなかった。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』)

類語

側面(そくめん)
意味:いろいろの性質・特色などがあるうちの一つ。ある一面。(出典:デジタル大辞泉)

片面(かためん)
意味:物事の一方の面。(出典:デジタル大辞泉)

反面(はんめん)
意味:他の面から見る場合。他面。(出典:デジタル大辞泉)

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