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灯油とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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灯油

「ストーブに灯油を入れなければ」などのように使う「灯油」という言葉。

「灯油」は、音読みで「とうゆ」と読みます。

「灯油」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「灯油」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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灯油の意味

「灯油」には次の意味があります。

沸点約150~280 ℃、炭素数11~13程度の炭化水素からなる石油製品。原油の常圧蒸留および水素化精製によって得られる。高度の脱硫により、色相と燃焼性が高められ、おもにストーブ、コンロ用など家庭燃料として用いられる白灯油のほか、農業用発動機燃料、溶剤などにも使用される茶灯油がある。(出典:化学辞典 第2版)

ケロシンとも言います。主に灯火用として使われたので、このように呼ばれるようになりました。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

灯油で加熱された幅がありすぎて、割れ目が整然としていないのである。
(出典:五味川純平『虚構の大義 ─関東軍私記─』)

・先生が生きていらっしゃる頃など、毎週灯油を届けにいったもんですよ。
(出典:篠田節子『美神解体』)

・「この灯油のかんをみんな外へ出してくれないか」 私はいわれたようにした。
(出典:クリスティ/赤冬子訳『茶色の服を着た男』)

・大壷に指示された幹部数名が施設の周囲に灯油をまき、火を放った。たちまち地獄図絵が展開した。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)

・最も多かったのは、灯油の配給制度に反対する主婦たちの群れだった。
(出典:堺屋太一『油断!』)

類語

ガソリン
意味:沸点がセ氏30〜200度くらいの揮発性の液体で、炭化水素の混合物。石油の分留または軽油の接触分解によって得られるが、天然のものもある。(出典:デジタル大辞泉)

揮発油きはつゆ
意味:原油を分別蒸留する際、低沸点で得られる油。ふつう燃料用のものをガソリン、溶剤用のものをベンジンとよぶ。揮発油税法などでは「セ氏15度で比重が0.8017を超えない炭化水素油」と規定している。(出典:デジタル大辞泉)

原油げんゆ
意味:油井から採掘されたままの精製していない石油。通常は黒色の悪臭ある液体。(出典:デジタル大辞泉)

コールタール
意味:石炭乾留によって得られるタール。芳香族炭化水素を主成分とする黒色、粘りけのある油状液体。(出典:精選版 日本国語大辞典)

重油じゅうゆ
意味:コールタール蒸留の粗留分。芳香族炭化水素類・ナフタリン・クレゾール類・キシレノール類などから成る。発熱量が高く硫黄分の少ない燃料油として用いられるほか、木材防腐剤・ベンゾール吸収油などに用いられる。タール重油。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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