自給自足
「自給自足の生活」などのように使う「自給自足」という言葉。
「自給自足」は、音読みで「じきゅうじそく」と読みます。
「自給自足」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「自給自足」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
自給自足の意味
・必要なものをみずからの生産によってまかなうこと。(出典:四字熟語を知る辞典)
自給は「必要なものを自ら獲得する」、自足は「自分で必要なものを満たす、または満足する」を意味する二字熟語です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自然から与えられる物が多く、生活のかなりの部分が自給自足である。
(出典:高田宏『木に会う』)
・だから農業科の畑で自給自足するなどの方法を考えなきゃならないの。
(出典:松岡圭祐『千里眼の教室』)
・ぼくはこの頃、意識的に、自給自足的な農業の方向に足を向けだした。
(出典:小泉英政『みみず物語』)
・どっか山奥にでも籠こもって、小さい畑でも作って自給自足の生活をする。
(出典:小野不由美『十二国記 魔性の子』)
・要するに美瀬島では大抵のことは自給自足でやっていけるということだ。
(出典:内田康夫『贄門島(にえもんじま)下』)
類語
・自立(じりつ)
意味:他への従属から離れて独り立ちすること。(出典:デジタル大辞泉)
・自力(じりき)
意味:自分ひとりの力。(出典:デジタル大辞泉)
・独立(どくりつ)
意味:他からの束縛や支配を受けないで、自分の意志で行動すること。(出典:デジタル大辞泉)
・自主(じしゅ)
意味:人の援助を受けないで、自分の力で生活すること。(出典:デジタル大辞泉)
・自助(じじょ)
意味:他人の力によらず、自分の力だけで事を成し遂げること。(出典:デジタル大辞泉)