脳出血
「原因不明の脳出血」などのように使う「脳出血」という言葉。
「脳出血」は、読みで「のうしゅっけつ」と読みます。
「脳出血」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「脳出血」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
脳出血の意味
「脳出血」には次の意味があります。
・脳を灌流する血管が破綻して脳内に出血を生じる病態(出典:デジタル大辞泉)
高血圧や白血病、血小板減少症などの血液疾患などが原因となることがある。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そこを訪れた行商人らが一か月という短い期間に、次々と三名が死亡したのである。近くの医師に来てもらい、いずれも脳出血などという診断になっていた。不審に思った警察は三人目のケースを捜査することにした。
(出典:上野正彦『死体は告発する』)
・その結果、社長の死因は頭部に受けた打撃による脳出血ということでした。
(出典:貴志祐介『硝子のハンマー』)
・僕には脳出血がいつ起こってもおかしくない症状が出ているように見えるんだ。
(出典:バルザック・オノレ・ド『ゴリオ爺さん)
・菊江さんや三島さんは脳出血だのなんだのって云ってましたけれど。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル4] 横溝正史 「悪魔が来たりて笛を吹く」』)
・それで高血圧から来る脳出血または心疾患じゃないかということだ。だが、村迫の爺さんの法はとくにこれといって命にかかわるような持病はなかった。
(出典:小野不由美『屍鬼(上)』)
類語
・脳卒中(のうそっちゅう)
意味:血管の破裂や閉塞で脳の酸素が欠乏し、突然意識を失うこと(出典:Weblio辞典)
・脳溢血(のういっけつ)
意味:血管の破裂や閉塞で脳の酸素が欠乏し、突然意識を失うこと(出典:Weblio辞典)
・脳血管発作(のうけっかんほっさ)
意味:血管の破裂や閉塞で脳の酸素が欠乏し、突然意識を失うこと(出典:Weblio辞典)