スポンサーリンク

走馬灯とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

走馬灯

「夏祭りは走馬灯で楽しんだ」などのように使う「走馬灯」という言葉。

「走馬灯」は、音読みで「そうまとう」と読みます。

「走馬灯」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「走馬灯」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

走馬灯の意味

「走馬灯」には次の意味があります。

影絵のしかけをした回り灯籠。内外二重につくった灯籠の内枠の面にいろいろの切ぬきの絵をはり、中央に軸をつけて上に風車を設ける。火を点ずると上昇気流で風車が回り、それにつれて内枠も回転し、内枠の絵の影が回りながら外枠の面にうつるしかけになっている。まわりどうろう。舞灯籠。影灯籠。そうばとう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

写った影が回るしかけの灯篭のことであり、そこから転じて、頭の中をこれまでの記憶が駆け巡るという意味もあります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・母お市や姉妹たちと過ごした楽しい出来事が走馬灯のように浮かんでは消えた。
(出典:茶屋二郎『遠く永い夢(上)-本能寺 信長謀殺の真実-』)

・奥州街道以来のことが走馬灯のごとくめぐっているのだ。
(出典:山田風太郎『柳生忍法帖(下))

・今まさに亮史が走馬灯を見ているところである。
(出典:鈴木鈴『吸血鬼のおしごと 第1巻 The Style of Vampires』)

・三ヶ月前のそれらの記憶が、走馬灯のように波江の脳裏を駆け巡った。
(出典:宇佐美游『調子のいい女』)

・彼女との楽しかった思い出だけが、走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
(出典:神永学『コンダクター』)

スポンサーリンク

類語

回り灯籠(まわりどうろう)
意味:外枠に薄紙や布を張り、内側にいろいろな形を切り抜いた円筒を立て、中心にろうそくを立てた灯籠。ろうそくに火をともすと、その火気で円筒が回り、外枠に影絵が映って回転して見える。走馬灯(そうまとう)。(出典:デジタル大辞泉)

ハイライト
意味:最も興味を引く部分・場面。映画・演劇の見せ場や、行事・催し物などの呼び物。(出典:デジタル大辞泉)

モンタージュ
意味:映画で、多数のカットを組み合わせてつなぎ、一つの作品にまとめる手法。映画フィルムの編集。(出典:デジタル大辞泉)

灯籠(とうろう)
意味:灯明を安置するための用具。古くインドでは竹や瓦で作られたらしいが、日本では青銅製や石造のものが多い。台灯籠・釣り灯籠があり、現在は多く装飾用。盂蘭盆(うらぼん)には切り子灯籠の類が用いられる。(出典:デジタル大辞泉)

照明(しょうめい)
意味:光で照らして明るくすること。特に、電灯などの人工的な光で明るくすること。また、その光。(出典:デジタル大辞泉)

タイトルとURLをコピーしました