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粉砕とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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粉砕

「岩を粉砕する」などのように使う「粉砕」という言葉。

「粉砕」は、音読みで「ふんさい」と読みます。

「粉砕」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「粉砕」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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粉砕の意味

「粉砕」には次の二つの意味があります。

1 こなごなに打ち砕くこと。
2 徹底的に打ちのめすこと。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

粉砕の意味①「こなごなに打ち砕くこと。」

「粉砕」の一つ目の意味は「こなごなに打ち砕くこと。」です。

大きさのある物体に外側から力を加えて元の大きさより小さくすることをいいます。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・カメラは粉砕されていたので、多分、そのままに放っておいたのだろう。
(出典:松本清張『火と汐』)

・いくら爆発しないとはいえ、直撃受けたらボートは粉砕されてしまう。
(出典:喬林知『今日からマ王 第10巻 外伝 「お嬢様とは仮の姿!」』)

・皮を突き抜け、骨を粉砕し、肉を破壊しながら、頭の中に入っていった。
(出典:時雨沢恵一『キノの旅 第1巻』)

・命中すると、丸ビルのような大建築物も粉砕するという実に恐ろしいもの。
(出典:海野十三『空襲下の日本』)

粉砕機にかけて、細々にして、鶏の餌えさにしてしまうなどと言うのは、小説の中でのみ可能な事だ。
(出典:西村京太郎『歪んだ朝』)

粉砕の意味②「徹底的に打ちのめすこと。」

「粉砕」の二つ目の意味は「徹底的に打ちのめすこと。」です。

相手が再び起き上がれなくなるほど肉体的・精神的に苦痛を与えることをいいます。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・多少の小細工など粉砕してしまうだけの能力と実力を有しているのだ。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説 8 乱離編』)

・そうすればあらゆる疑念は圧倒的確信のうちに粉砕されるであろう。
(出典:吉田秀夫『人口論』)

・この作戦に成功して、デマを粉砕しようというのが東條の発言だった。
(出典:保阪正康『東條英機と天皇の時代(下) 日米開戦から東京裁判まで』)

・二人の婚約は、父の怒りの前に粉砕されたのも、世の常のことである。
(出典:野村胡堂『楽聖物語』)

・そうなる前に、ひと騒ぎ起こして、相手の意図を粉砕する手だった。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター5 エイリアン怪猫伝』)

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