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渾身とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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渾身

「渾身の一打」などのように使う「渾身」という言葉。

「渾身」は、音読みで「こんしん」と読みます。

「渾身」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「渾身」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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渾身の意味

「渾身」には次の意味があります。

からだ全体。全身。満身。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「渾身」をわかりやすく言うと、人のからだ全部という意味になります。「渾」は送り仮名に「て」をつけると訓読みで「すべて」という読み方になり「すべて」という意味もある漢字です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・汗は、この殺気の衝動をねじふせた渾身の努力のためににじみ出したものであった。
(出典:山田風太郎『忍法帖3 伊賀忍法帖』)

・米友が渾身から驚いたのは、この女の面影がお玉に似ていたからです。
(出典:中里介山『大菩薩峠』)

・扉に手をかけるや、荷物係は渾身の力をこめて扉を引き開けた。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター11a D-ダーク・ロード1』)

・臆病な彼も、今、女主人の現われたのを見て、彼女に危難の及ぶことを恐れ、渾身の勇をふるって反撃に出たのだ。
(出典:沼正三『家畜人ヤプー』)

・もうそれだけですべてというような、渾身の愛を味わったことがあるか。
(出典:吉田満『戦中派の死生観』)

類語

全身ぜんしん
意味:からだ全体。頭から足先までのからだじゅう。総身。渾身(こんしん)。(出典:精選版 日本国語大辞典)

満身まんしん
意味:からだじゅう。全身。(出典:デジタル大辞泉)

肢体したい
意味:両手と両足。手足。また、手足とからだ。(出典:デジタル大辞泉)

総身そうしん
意味:からだじゅう。全身。そうみ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

五体ごたい
意味:身体の五つの部分。頭・首・胸・手・足。また、頭・両手・両足。漢方では、筋・血脈・肌肉きにく・骨・皮。転じて、からだ全体。(出典:デジタル大辞泉)

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