箸
「箸を使って食べる」などのように使う「箸」という言葉。
「箸」は、訓読みで「はし」と読みます。
「箸」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「箸」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
箸の意味
「箸」には次の意味があります。
・食物などをはさむ用具。日本で初めて用いられた年代ははっきりしないが,『古事記』のスサノオノミコトの神話にもみえるほど古い。(出典:ブリタニカ国際大百科事典)
「箸」をわかりやすく言うと「2本の細い棒で食物を挟む道具」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・食つても旨くないから食はぬといつて殆ど箸をとらなかつた日が続いた。
(出典:高浜虚子『椿子物語』)
・箸をつけることもせずしばらく見ているうち、気持ちが悪くなってきた。
(出典:北野勇作『ハグルマ』)
・氏より見れば今の市會議員なるものは箸にも棒にも掛らぬ連中なるべし。
(出典:鳥谷部春汀『明治人物月旦(抄)』)
・氏より見れば今の市会議員なるものは箸にも棒にも掛らぬ連中なるべし。
(出典:鳥谷部春汀『明治人物月旦(抄)』)
類語
・一本箸(いっぽんばし)
意味:死者に供える一膳飯に突き立てる、1本の箸。(出典:デジタル大辞泉)
・祝箸(いわいばし)
意味:祝儀、特に、正月の膳に用いる白木の箸。太箸。(出典:デジタル大辞泉)
・惑い箸(まどいばし)
意味:嫌い箸の一。食事の際、どのおかずをとろうかと、箸をあちこちに向けること。迷い箸。(出典:デジタル大辞泉)
・挵り箸(せせりばし)
意味:嫌い箸の一。箸で食べ物をつつきちらすこと。また、箸を楊枝(ようじ)のように用いて、歯の間にはさまったものを取ろうとすること。(出典:デジタル大辞泉)
・握り箸(にぎりばし)
意味:嫌い箸の一。棒を握るような手つきで箸を持つこと。(出典:デジタル大辞泉)