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蛍雪とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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蛍雪

「蛍雪の苦を積む」などのように使う「蛍雪」という言葉。

「蛍雪」は、音読みで「けいせつ」と読みます。

「蛍雪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「蛍雪」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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蛍雪の意味

「蛍雪」には次の意味があります。

苦労して勉学に励むこと。苦学。(出典:デジタル大辞泉)

もとは蛍を集めた光で書物を読んだ車胤(しゃいん)、雪の光で書物を読んだ孫康(そんこう)の故事から来た言葉です。
「蛍」の部首「つかんむり」は「淡い光」を表すとされています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼らが三年間の蛍雪の労をむなしゅうさせる必要があるか。
(出典:松本清張『小説東京帝国大学(上)』)

・それほど、蛍雪の苦を学びの窓に積み、弱冠より兵書に親しんできたという者が、何故、この二沢のたずさえて来た書簡に対し、一見、真か嘘か、その実相すらつかみ得ないのか。
(出典:吉川英治『三国志』)

・斯る苦学を蛍雪の二字を形容してゐるが、案外窮苦の読書は暖飽の人の知らない収穫の多いものである。
(出典:市島春城『読書八境』)

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類語

苦学(くがく)
意味:苦労を重ね、苦心して学問をすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

独学(どくがく)
意味:学校に通わず、または師にもつかずに、独力で学ぶこと。ひとりまなび。(出典:精選版 日本国語大辞典)

火影(ほかげ)
意味:灯火の光。灯火の炎。(出典:精選版 日本国語大辞典)

月明り(つきあかり)
意味:月の光。また、月の光で明るいこと。(出典:デジタル大辞泉)

赤貧(せきひん)
意味:きわめて貧しく何一つ持ち物のないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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