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禍福とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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禍福

「禍福は糾える縄の如し」などのように使う「禍福」という言葉。

「禍福」は、音読みで「かふく」と読みます。

「禍福」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「禍福」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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禍福の意味

「禍福」には次の意味があります。

災難と幸福。不運と幸運。(出典:デジタル大辞泉)

つまり、「禍福」は「災いと幸い」を意味します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・この岐路はそのまま、大きく言えば、人類の禍福の岐路になるであろう。
(出典:永井隆『この子を残して』)

・その告白される秘密のいかんによって、少女の将来の禍福は定まるのである。
(出典:ルブラン/保篠龍緒訳『813(上)(ルパン・シリーズ)』)

・水道も止められる、といったような状態にまで来たが、ぼくの毎日にはいささかの禍福もなく変化もなかった。
(出典:吉川英治『忘れ残りの記』)

・しかし、ああ、なにが禍福になるかは、われわれの理解の埒外にあるものらしい。
(出典:オウィディウス/田中秀央,前田敬作訳『転身物語(上)』)

・この田舎めいた岩窟の中の迂回した道を歩いて行ったら、際限の無い不思議のある処、また事によったらおれの生涯の禍福が岐れる処に出はせぬかと思ったからだ。
(出典:森鴎外訳『諸国物語(上)』)

類語

吉凶きっきょう
意味:よいことと悪いこと。めでたいことと、そうでないこと。運や縁起のよしあし。きちく。(出典:精選版 日本国語大辞典)

慶弔けいちょう
意味:結婚・出産などの喜ぶべきことと、死などの悲しむべきこと。お祝い事と不幸。(出典:デジタル大辞泉)

禍福を擅にすかふくをほしいままにす
意味:権威を濫用して、勝手に人を賞したり罰したり、退けたり引き上げたりする。(出典:デジタル大辞泉)

禍福門なし唯人の招く所かふくもんなしただひとのまねくところ
意味:幸福と不幸は、やってくる門があらかじめ決まっているわけではなく、その人自身が招くものである。(出典:デジタル大辞泉)

禍福は糾える縄の如しかふくはあざなえるなわのごとし
意味:わざわいが福になり、福がわざわいのもとになったりして、この世の幸不幸はなわをより合わせたように表裏をなすものであるの意。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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