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芳志とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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芳志

「ご芳志をいただく」などのように使う「芳志」という言葉。

「芳志」は、音読みで「ほうし」と読みます。

「芳志」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「芳志」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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芳志の意味

「芳志」には次の意味があります。

他人を敬って、その親切な心づかいをいう語。おこころざし。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「芳志」とはつまり、「相手の親切な優しさや心づかい」のことを丁寧に表す言葉です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・私の主人も、あなたさまのご芳志に厚くお報い申すことでございましょう。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語』)

・父に背いてこの密告を敢えてしてくれたかれの芳志は、死んでも決して忘れないと繰り返して感謝した。
(出典:岡本綺堂『小坂部姫』)

・そして、御芳志への謝恩の念は、私どもの心中に特別の場所を占めますることは、この上とも、やがて将来のお目にかけるところでございましょう。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語』)

・「ご芳志有難くお受け申す」感情を籠めていうのであった。
(出典:国枝史郎『紅白縮緬組』)

・出入りの者が瓜茄子のたぐいを贈れば、手ずからその一つだけをとり、「芳志は受ける」といって、残りはみな返した。
(出典:山田風太郎『かげろう忍法帖 ―山田風太郎忍法帖短篇全集』)

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類語

厚志(こうし)
意味:深い思いやりの気持ち。心のこもった親切。(出典:デジタル大辞泉)

懇切(こんせつ)
意味:細かいところまで心が行き届いて親切なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

恩情(おんじょう)
意味:めぐみ深い心。いつくしみの心。恩愛の情。(出典:精選版 日本国語大辞典)

寸志(すんし)
意味:わずかばかりの、こころざし。少しの気持。また、自分のこころざしをへりくだっていう語。(出典:精選版 日本国語大辞典)

篤志(とくし)
意味:志のあついこと。特に、社会事業や公共の福祉などに熱心に協力すること。また、その心や、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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