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闘争とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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闘争

「賃上げを求めて闘争する」などのように使う「闘争」という言葉。

「闘争」は、音読みで「とうそう」と読みます。

「闘争」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「闘争」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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闘争の意味

「闘争」には次の二つの意味があります。

1 相手に勝とうとして争うこと。
2 社会運動や労働運動などで、権利や要求を獲得するために争うこと。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

闘争の意味①「相手に勝とうとして争うこと。」

「闘争」の一つ目の意味は「相手に勝とうとして争うこと。」です。

競争は目標そのものを志向する一方で、闘争は直接的に相手を倒そうという意味合いです。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・まるで彼の心の中で何か謎めいた闘争が行なわれているかのようでした。
(出典:モーパッサン/榊原晃三訳『モーパッサン怪奇傑作集』)

・なにかを表示しようとするあの闘争の人間的側面は、彼の興味をひいた。
(出典:モーム/北川悌二訳『人間の絆(下)』)

・彼によれば存在は一者ではなくて多であり、従って分裂であり闘争である。
(出典:戸坂潤『辞典』)

闘争は肉体的行動の場であって、精神の関知するところではありません。
(出典:ヘミングウェー/福田恆存訳『老人と海』)

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類語

闘乱とうらん
意味:争い乱暴すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

戦闘せんとう
意味:たたかうこと。(出典:デジタル大辞泉)

太刀打ちたちうち
意味: まともに張り合って競争すること。(出典:デジタル大辞泉)

修羅しゅら
意味:嫉妬、猜疑(さいぎ)から起こる争い。(出典:精選版 日本国語大辞典)

闘争の意味②「社会運動や労働運動などで、権利や要求を獲得するために争うこと。」

「闘争」の二つ目の意味は「社会運動や労働運動などで、権利や要求を獲得するために争うこと」です。

階級闘争や権利闘争など、社会に働きかけて何かを得るために争うことを意味します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ボルシェビキの反戦闘争は、大経営の中に確個とした根を下して進んだ。
(出典:宮本百合子『労働者農民の国家とブルジョア地主の国家』)

・砦の二百人は少なくともこの瞬間、ダム反対闘争の勝利を信じていた。
(出典:松下竜一『砦に拠る』)

・こちらは明らかに昔の大学紛争か何何闘争といったところで聞かれた口調である。
(出典:倉橋由美子『倉橋由美子の怪奇掌篇』)

・これらのことはいずれも、社会革命を目指す闘争の複合的課題の一部である。
(出典:レーニン/角田安正訳『国家と革命』)

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類語


摩擦まさつ
意味:人間の社会関係で、二者の間に意見や感情の食い違いによって起こる、不一致・不和・抵抗・紛争など。(出典:デジタル大辞泉)

歯向かうはむかう
意味:反抗する。抵抗する。(出典:デジタル大辞泉)

運動うんどう
意味:ある目的を達するために活動したり、各方面に働きかけること。(出典:デジタル大辞泉)

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