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留めるとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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留める

「記憶に留める」などのように使う「留める」という言葉。

「留める」は、訓読みで「とどめる」と読みます。

「留める」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「留める」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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留めるの意味

「留める」には次の三つの意味があります。

1 移動させないで、元の所にいさせる。おさえて行かせないようにする。さしとめる。
2 元の形のままで、あとに残す。元の状態を保つ。
3 その程度・段階・範囲内におさめて、それから出ないようにする。(出典:デジタル大辞泉)

「留める」には他の意味もありますが、上記の意味で使われることがほとんどです。

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

留めるの意味①「移動させないで、元の所にいさせる。おさえて行かせないようにする。さしとめる。」

「留める」の一つ目の意味は「移動させないで、元の所にいさせる。おさえて行かせないようにする。さしとめる。」です。

例えば、「友人を留める」で「友人をその場に居させる」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・ひとたび始まったその動きを、押しとどめることができる者はいないだろう。
(出典:児玉ヒロキ『イット』)

・しかしその区間をのんびり飛行していては、自分を空中に留めるだけで燃料を浪費してしまう。
(出典:野尻抱介『ふわふわの泉』)

・さらに、10斉射を放ったが、GWの足を留めることは出来なかった。
(出典:九条公人『ジュラの波濤』)

留めるの意味②「元の形のままで、あとに残す。元の状態を保つ。」

「留める」の二つ目の意味は「元の形のままで、あとに残す。元の状態を保つ。」です。

例えば、「原型を留める」で「そのままの形を保つ」という意味になります。また、冒頭にある「記憶に留める」という使い方で「記憶に残す」という意味となります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・さて、授業の内容を確実に脳細胞のうさいぼうとどめるコツを俺から一つ伝授しよう。
(出典:谷川流『7 涼宮ハルヒの陰謀』)

・町はことごとく破壊され、元の形を留める建物は一つとしてなかった。
(出典:川又一英『ヒゲのウヰスキー誕生す』)

・しかしそれはいつまでも見た人の心に美しい永遠の響を留める
(出典:寺田寅彦『ある日の経験』)

留めるの意味③「その程度・段階・範囲内におさめて、それから出ないようにする。」

「留める」の三つ目の意味は「その程度・段階・範囲内におさめて、それから出ないようにする。」です。

例えば、「予算を5千円に留める」で「予算を5千円内におさめる」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・彼女はだれに対してもそういう数に留めるようにしていたのだろうか、そんな気がしないでもない。
(出典:阿刀田高『異形の地図』)

・他人の人生なんて見るだけに留めるものだ。
(出典:奈須きのこ『DDD HandS』)

・と首を傾げたかったけど、無言で男の子を見上げるだけに留める
(出典:入間人間『電波女と青春男 第4巻』)

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