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萎えるとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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萎える

急に気持ちが落ち込んだ時みなさんはなんと口に出すでしょうか?

ここ数年でよく聞くようになった言葉「萎える」。

気持ちを表すときにぱっと使える言葉ですが、意味を説明するのは難しいかもしれません。

この記事では「萎える」の意味や使い方について小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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萎えるの意味

「萎える」には3つの意味があります。

1体力や気力が衰えて弱る。
2植物などがしおれる。しなびる。
3着古したり、糊が落ちたりして、衣服が柔らかくなる。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味と使い方については下記の通りです。

萎えるの意味①体力や気力が衰えて弱る。

萎えるの一つ目の意味は「体力や気力が衰えて弱る。」です。

「もともと元気だったものが衰えていく」ことをさし、最初からその状態だったものには使いません。

使い方・例文

・坂を下りかかったが、足が萎えたようでそれ以上歩く元気がなくなった。 太陽が眩しすぎる。
(出典:山田風太郎『戦中派不戦日記』)

・その事実は、彼の高揚した気分を萎えさせるに充分以上の重みがあった。
(出典:水無神知宏『鋼鉄の虹 装甲戦闘猟兵の哀歌』)

・彼の顔をよくよく見つめたルドガーは、怒り萎えていくのを感じた。 
(出典:小川一水『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』)

・何度もノックを繰り返す。 萎えそうになる気持ちを奮い立たせ、引き戸の向こうに声を掛け続けた
(出典:永瀬隼介『サイレント・ボーダー』)

萎えた下半身を女の手がまさぐっていたが、すぐには反応しなかった。
(出典:高杉良『呪縛 金融腐蝕列島II(上)』)

・ジレルは眼を配りながら、萎えた期待がよみがえってくるのをおぼえた。
(出典:ムーア『暗黒神のくちづけ―処女戦士ジレル)

萎えるの意味②植物などがしおれる。しなびる。

植物が環境の変化により元気がなくなり、しおれた状態になることです。

使い方・例文

・日が大分西に傾いた時刻で、路傍の銀杏も薄黄色気味にかけていた。(出典:徳田秋声『仮装人物』)

萎えるの意味③着古したり、糊が落ちたりして、衣服が柔らかくなる。

衣服を何回も着て新品の状態から使い古されていく状態のことです。

使い方・例文

・ 白い衣の、なよらかに萎えたのを多く重ねて、その上に夜着をかけている。
(出典:田辺聖子『新源氏物語』)

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