男泣き
「激しい男泣き」などのように使う「男泣き」という言葉。
「男泣き」は、訓読みで「おとこなき」と読みます。
「男泣き」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「男泣き」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
男泣きの意味
「男泣き」には次の意味があります。
・男が激しい感情に堪えかねて泣くこと。（出典：デジタル大辞泉）
「激しい男泣き」は「男が激しく泣くこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・みている方も一緒になって、現役横綱の突然の死に男泣きをつづけた。
（出典：石井代蔵『千代の富士一代』）
・男泣きに泣いて見せることが君子の歓心を買うのを計算しながら
（出典：辻井喬『いつもと同じ春』）
・俺は男泣きに泣きながら、無言で包装紙に包まれた怪獣君を差し出した。
（出典：派虎衆『伝説の剣士のつくりかた』）
・破れ畳に両手を突いた半三郎も、男泣きにシャクリ上げ上げしているようす。
（出典：夢野久作『狂歌師赤猪口兵衛』）
・之を見た収容者は男泣きに泣いたそうや。
（出典：岩野泡鳴『戦話』）
類語
・感涙（かんるい）
意味：心に深く感じて流す涙。ありがた涙。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・熱涙（ねつるい）
意味：あつい涙。非常に感動して思わず流す涙。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・落涙（らくるい）
意味：涙を流すこと。泣くこと。流涕。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・享受（きょうじゅ）
意味：受け入れて自分のものとすること。受け入れて、味わい楽しむこと。（出典：デジタル大辞泉）
・感心（かんしん）
意味：すぐれたもの、人の心を打つものなどによって、心が深く動かされること。心に深く感じること。感服。肝心。（出典：精選版 日本国語大辞典）
