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ペーソスとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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ペーソス

「ペーソスあふれる表現」などのように使う「ペーソス」という言葉。

英語では「pathos」と表記します。

「ペーソス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「ペーソス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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ペーソスの意味

「ペーソス」には次の意味があります。

もの悲しい情緒。哀愁。哀感。(出典:デジタル大辞泉)

そこはかとなく感じられる悲しさを意味します。
「ユーモア」と対になる表現です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そして彼の語り口の泣き出しそうなユーモアとペーソスに感動しました。
(出典:安野光雅,藤原正彦『世にも美しい日本語入門』)

ペーソスもまた再検討すべき重要な問題のようだ。生存の実感といったところ。
(出典:星新一『きまぐれ博物誌・続』)

・彼の動きにペーソスが加わってきたのも、この頃だ。
(出典:小林信彦『世界の喜劇人』)

・すぐ近くのものと川向うらしいのと強弱のペーソスが混った。政枝の薄板のようになった下腹に、ひとりでに少し力が入った。
(出典:岡本かの子『勝ずば』)

・イタリア的な顛末を実におもしろく、ペーソスも感じさせながら描いた名画だった。
(出典:田丸公美子『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ』)

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類語

哀愁(あいしゅう)
意味:寂しくもの悲しい気持ち。もの悲しさ。ペーソス。(出典:デジタル大辞泉)

哀感(あいかん)
意味:もの悲しい感じ。悲しみや哀れを誘う感じ。(出典:デジタル大辞泉)

ユーモア
意味:人を傷つけない上品なおかしみやしゃれ。知的なウイットや意志的な風刺に対してゆとりや寛大さを伴うもの。近世のイギリス文学の重要な特質の一つであり、以後文学や美学の一つのカテゴリーとされた。諧謔(かいぎゃく)。(出典:精選版 日本国語大辞典)

悲哀(ひあい)
意味:悲しくあわれなこと。(出典:デジタル大辞泉)

メランコリー
意味:特別な理由もなく気分が重苦しくふさぐこと。また、その状態。憂鬱。憂愁。メランコリア。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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