栄冠
「栄冠に輝く」などのように使う「栄冠」という言葉。
「栄冠」は、音読みで「えいかん」と読みます。
「栄冠」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「栄冠」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
栄冠の意味
「栄冠」には次の意味があります。
・名誉や勝利などのしるしの冠。転じて、輝かしい名誉や勝利。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「栄冠」をわかりやすく言うと「大会などで優勝した時に与えられる、輝かしい名誉」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ミスの栄冠に輝いたのが、スッポンをくわえている中央のヴィーナスさ。
(出典:安部公房『飛ぶ男』)
・人間の最高の栄冠は、美しい臨終以外のものではないと思った。
(出典:太宰治『散華』)
・家庭の幸福は、或いは人生の最高の目標であり、栄冠であろう。
(出典:太宰治『家庭の幸福』)
・よろしいか、七難八苦を耐えた者の頭上に、最後の栄冠は輝くのです。
(出典:陳舜臣『秘本三国志 3 (三)』)
・ノーマン・ギルビットが手にする栄冠は、カロリアの民のものであるぺきだ。
(出典:喬林知『今日からマ王 第9巻 「地にはマのつく星が降る!」』)
類語
・王冠(おうかん)
意味:栄誉のしるしとして授けられる冠。(出典:デジタル大辞泉)
・栄光(えいこう)
意味:輝かしいほまれ。大きな名誉。光栄。(出典:デジタル大辞泉)
・栄誉(えいよ)
意味:すぐれたものと認められる名誉。また、へりくだった表現として、敬うべき相手に対して、ある物事をすることの名誉。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・名声(めいせい)
意味:名誉ある評判。ほまれ。(出典:デジタル大辞泉)
・誉れ(ほまれ)
意味:誇りとするに足る事柄。また、よいという評判を得ること。名誉。(出典:デジタル大辞泉)