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摂取とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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摂取

「栄養の摂取」などのように使う「摂取」という言葉。

「摂取」は、音読みで「せっしゅ」と読みます。

「摂取」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「摂取」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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摂取の意味

「摂取」には次の二つの意味があります。

1  取り入れて自分のものにすること。また、栄養物などを体内に取り入れること。
2 仏語。仏が衆生しゅじょうをおさめとって救うこと。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

摂取の意味①「取り入れて自分のものにすること。また、栄養物などを体内に取り入れること。」

「摂取」の一つ目の意味は「取り入れて自分のものにすること。また、栄養物などを体内に取り入れること。」です。

必要な栄養素や知識などを自分の中へ取り込むことを意味します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・結局、学校でとる昼食だけが、弘恵が摂取する栄養ということになった。
(出典:乃南アサ『躯(からだ)』)

・もっとも、酒は飲んでいなくとも、何か薬物を摂取していた可能性はある。
(出典:宮部みゆき『クロスファイア上巻』)

・一つのミネラルの摂取を増やすと、他の吸収を妨害する事実が得られた。
(出典:水上茂樹『栄養学小史』)

・これは呼吸と食事で摂取した気を損ずるものと見なければなりません。
(出典:酒見賢一『後宮小説』)

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類語

取込とりこみ
意味:取って内に入れること。(出典:精選版 日本国語大辞典

服用ふくよう
意味: 薬を飲むこと。(出典:精選版 日本国語大辞典

併合へいごう
意味:いくつかのものを合わせて一つにすること。また、合わさって一つになること。(出典:デジタル大辞泉)

同化どうか
意味: 知識などを取り込んで、完全に自分のものにすること。(出典:デジタル大辞泉)

摂取の意味②「 仏語。仏が衆生をおさめとって救うこと。」

「摂取」の二つ目の意味は「 仏語。仏が衆生をおさめとって救うこと。」です。

仏教では「摂取不捨の利益」という言葉があり「しっかり自分のものになった、捨てることの出来ない幸せ」を阿弥陀如来が説いているという教えがあります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・だが私にはあの子を摂取する力はない。助けるも助けぬも仏様の聖旨にある事だ。
(出典:倉田百三『出家とその弟子』)

・自分は自分自身に役立たせるために此の友の死をも摂取せねばならぬ。
(出典:中野重治『室生犀星』)

・天才たり得ない民衆がそのままに美の浄土摂取される道がないであろうか。
(出典:柳宗悦『工芸の道』)

・然し己れの中に摂取された他は、本当をいうともう他ではない。明かに己の一部分だ。
(出典:有島武郎『惜みなく愛は奪う』)

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類語

冥助みょうじょ
意味:神仏の目に見えない助け(出典:デジタル大辞泉)

御蔭おかげ
意味:他から受けた力添え・恩恵。また、神仏の助け。加護。(出典:デジタル大辞泉)

加護かご
意味:神仏がその力によって衆生を守り助けること。(出典:デジタル大辞泉)

摂理せつり
意味: 支配すること。すべくくること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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