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指折りとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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指折り

「世界で指折りの観光地」などのように使う「指折り」という言葉。

「指折り」は、訓読みで「ゆびおり」と読みます。

「指折り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「指折り」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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指折りの意味

「指折り」には次の二つの意味があります。

1 指を1本ずつ折って数えること。
2 多くの中で、指を折って数え上げるほどに、すぐれていること。屈指。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

指折りの意味①「指を1本ずつ折って数えること。」

「指折り」の一つ目の意味は「指を1本ずつ折って数えること。」です。

例えば、「時間を指折り数える」で「時間を指を1本ずつ折りながら数える」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・カラオケなんて何年ぶりだろうな、と移動中に指折り数えたりしてみた。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第7巻』)

・きれいにならんだ0の数を指折り数えているだけで頭がクラクラしてくる。
(出典:深沢美潮『フォーチュン・クエスト 第5巻 大魔術教団の謎(上)』)

・その先にあることを指折り数えてみれば、すぐに愕然がくぜんとすることがわかる。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料V』)

・栄介は指折り数えて幸太郎の年齢を考えたが、うまく計算出来なかった。
(出典:梅崎春生『狂い凧』)

・いつ宇宙人が舞いりるかと指折り数えて待っているような雰囲気ふんいきだ。
(出典:谷川流『3 涼宮ハルヒの退屈』)

指折りの意味②「多くの中で、指を折って数え上げるほどに、すぐれていること。屈指。」

「指折り」の二つ目の意味は「多くの中で、指を折って数え上げるほどに、すぐれていること。屈指。」です。

例えば、「この辺りでは指折りの釣り名人」という文で「この辺りでは数えるほどしかいない釣り名人」という意味になります。この言葉は悪い意味で使われることはありません。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・南禅寺の庭は日本でも指折りに立派だったことを、久美子は思い出した。
(出典:松本清張『球形の荒野 新装版(上)』)

・しかしこの二人は彼の家へ出入りする十三人の中でも指折りの百姓であった。
(出典:島崎藤村『夜明け前』)

・その水惑星の中でもとくに日本は水が良質で豊富なのは指折りです。
(出典:井上ひさし『コメの話』)

・さて、そのうちに、私は、この島でも指おりの金持になってゆきました。
(出典:菊池寛『アラビヤンナイト』)

・文敬堂というのは江戸でも指折りの店だと、田島さんがいっていたものな。
(出典:池波正太郎『剣客商売 12 十番斬り』)

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