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性善説とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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性善説

「性善説を主張する」などのように使う「性善説」という言葉。

「性善説」は、「せいぜんせつ」と読みます。

「性善説」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「性善説」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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性善説の意味

「性善説」には次の意味があります。

人の本性を善とする孟子の唱えた説。人が天から賦与された性の中には仁・義・礼・智などの徳に発展すべき萌芽が備わっているから、人間の本性は善であると説いた。(出典:旺文社世界史事典 三訂版)

中国の思想家である孟子が首唱したもので、人間の本性は生まれながらにして善であり、悪い行為は、物欲の心がこの性をおおうことによって生ずる後天的なものであると主張する説です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・してみると東京では性悪説と性善説がほぼ同じくらいの強さで対面しているわけである。
(出典:開高健『ずばり東京』)

・もともと、浅見の信条は何かにつけて性善説に拠っている場合が多い。
(出典:内田康夫『贄門島(にえもんじま)上』)

・それを守秘義務などという性善説で達成するのは不可能だ。
(出典:池上永一『テンペスト2 花風の巻』)

・そんな人達にいきなり性善説のエコトークした所で聞いてくれるかっての。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 SS2』)

・儒教の考え方のひとつである、人間性善説に則った考え方だろう。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編』)

類語

性悪説(せいあくせつ)
意味:間の本性は悪であり、たゆみない努力・修養によって善の状態に達することができるとする説。荀子が唱えた。(出典:デジタル大辞泉)

天稟(てんりん)
意味:生まれつきの性質、才能。生得。天資。天性。(出典:精選版 日本国語大辞典)

生来(せいらい)
意味:生まれたときからの性質や能力。また、生まれつき。性来。(出典:精選版 日本国語大辞典)

先天性(せんてんせい)
意味:この世に生まれる前からそなわっている性質。遺伝によってそなわっている性質。(出典:精選版 日本国語大辞典)

天資(てんし)
意味:生まれながらに天から与えられた資質。生まれつき。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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