干潟
「干潟へ行く」などのように使う「干潟」という言葉。
「干潟」は、訓読みで「ひがた」と読みます。
「干潟」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「干潟」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
干潟の意味
「干潟」には次の意味があります。
・海岸で潮がひいたときに現れる砂泥底。（出典：デジタル大辞泉）
月の引力の影響を行けた海面が下がることで、海の中にある砂地や泥が現れる場所のことをいいます。
栄養が豊富で貝や魚などのたくさんの生き物が生息しています。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・しかしルドガーたちが到着した時には、はるか沖まで干潟が見えていた。
（出典：小川一水『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』）
・干潟にはおびただしい生命がつまっていた。
（出典：津野海太郎『小さなメディアの必要』）
・したがって干潮時には河口一帯が一変して広い干潟となる特異な川なのだ。
（出典：宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』）
・酒の満たされたカップをぐいと飲み、干潟を眺めた。
（出典：川上弘美『センセイの鞄』）
・安上りの開発をねらって、開発の手はどんどん干潟を埋め立てていく。
（出典：宗田理『ぼくらの秘島探検隊』）
・海岸線の広い範囲に干潟を出現させる。
（出典：山本弘『神は沈黙せず』）
・防塁は完膚なきまでに崩壊し、干潟のような泥の荒野になっていた。
（出典：小川一水『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』）
・干潟にいる人々のたいがいは帽子をかぶっていた。
（出典：川上弘美『センセイの鞄』）
