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打診とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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打診

「打診する」などのように使う「打診」という言葉。

「だしん」と読みます。

よく聞く言葉ですが、いざ説明しようとすると少し難しい言葉かもしれません。

この記事では「打診」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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打診の意味

「打診」には次の二つの意味があります。

医者が体表を指でたたき、その音で内臓の様子を知ること。
交渉の際、相手側の意向を知るために前もってその問題に触れて、相手の反応をみること。(出典:大辞林)

それぞれの意味と使い方については下記の通りです。

打診の意味①「医者が体表を指でたたき、その音で内臓の様子を知ること」

打診の一つ目の意味は「医者が体表を指でたたき、その音で内臓の様子を知ること」です。

お医者さんがする診察の一つです。
患者さんの胸、背中などを叩き、その音で内臓の状態を確認します。

使い方・例文

・その医者は患者に打診することによって病気を発見した。

・私は病院に行ったら打診の診察を受けた。

打診の診察によって内臓の病気を発見できた。

打診の意味②「交渉の際、相手側の意向を知るために前もってその問題に触れて、相手の反応をみること」

打診の二つ目の意味は「交渉の際、相手側の意向を知るために前もってその問題に触れて、相手の反応をみること」です。

こちらが私たちが普段日常で使う意味です。

相手の意向を知るために、相手の反応をみることを「打診」と言います。
日常では「相手の意向を打診する」という風に使われます。

使い方・例文

・ この時点で彼らがなにを考えているのか打診しておきたかったからである。 
(出典:T・E・ロレンス/安引宏訳『砂漠の叛乱』)

・日英同盟による日本の欧州参戦について、現状を打診に来たものである。
(出典:豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(上)』)

・日本経済新聞社出版局から執筆の打診を受けたのは、その直後であった。 
(出典:中川靖造『海軍技術研究所』)

・そして自分はその会見で、秀頼の人物打診という目的は達成したからだ。
(出典:山田風太郎『忍法流水抄』)

・白根幸彦もそれをよく承知していたから、極秘に打診してきたのである。 
(出典:森村誠一『凶通項』)

・その二人から、季節が変わるたびに「本社に戻らないか」と打診が来る。
(出典:横山秀夫『クライマーズ・ハイ』)

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