記載
「こちらに記載されています」などで使われる「記載」という言葉。
「記載」は「きさい」と読みます。
「記載」は日常や資料でよく見かけられる言葉ですが、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「記載」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
記載の意味
「記載」には次の意味があります。
・書類などに必要な事柄を書き記すこと。（出典：大辞林）
「こちらの赤い資料に詳細が記載されています」などのように使われます。
この場合は「赤い資料に詳細が書かれています」という意味なります。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・多民族国家らしいそんな記載が日本のパスポートとは違うところだった。
（出典：笹倉明『遠い国からの殺人者』）
・だが彼の身体的特徴とすっかり同じ記載内容のカードはなかったのである。
（出典：ルブラン／大野一道訳『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』）
・この日付けの判決の特別陪審員の宣言は、次の各項目が記載されている。
（出典：ヴィドック／三宅一郎訳『ヴィドック回想録（１）』）
・両親については何の記載もないが、恐らく双方とも死亡したのであろう。
（出典：ムーア『暗黒神のくちづけ―処女戦士ジレル』）
・ミシシッピ州だけが奴隷制度の全廃を州憲法に記載するのを忘れててね。
（出典：松岡圭祐『千里眼 The Start』）
・列車の中で、その人は本の中に記載されている奇妙な事実を教えてくれた。
（出典：胡桃沢耕史『旅券のない旅』）
