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手に余るとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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手に余る

「手に余る事態」などのように使う「手に余る」という言葉。

「手に余る」は、訓読みで「てにあまる」と読みます。

「手に余る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「手に余る」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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手に余るの意味

「手に余る」には次の意味があります。

物事が自分の能力以上で、その処置ができない。(出典:デジタル大辞泉)

「手に余る」とは、両手で何かをすくったとき溢れてこぼれてしまった状態を意味します。
すでに手はふさがっているから拾いたくても拾えない、対処ができないことから、「物事の解決が難しい」という意味の慣用句となりました。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・このケースにはどうやら私の手に余るところがあるような気がするんだ。
(出典:中村正『元首の謀叛』)

・それにどうやって対抗すればいいのか、陽子と亜紀には手に余る問題だ。
(出典:赤川次郎『くちづけ 下』)

・ 失ったものはあまりに大きく、代償として得たものはどこまでも手に余る。 
(出典:海原育人『ドラゴンキラーいっぱいあります (shift JIS)』)

・自分で判断するなとは言わないけど、君の手に余る事態になる場合も在るんだよ?
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 02 ロマンティック・クリムゾン』)

・ 自分一人では手に余ると見たのであろう、数分のちに十数人の仲間をつれてまた駈け戻ってきた。
(出典:山田風太郎『警視庁草紙(上)』)

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類語

手に負えない(てにおえない)
意味:自分の力では扱いきれない。手に余る。(出典:デジタル大辞泉)

御しがたい(ぎょしがたい)
意味:意のままにあやつりにくい。扱いにくくてどうにもならないさまである。(出典:精選版 日本国語大辞典)

歯が立たない(はがたたない)
意味:相手が自分の技量をはるかに超えていて、とても取り組めない。(出典:デジタル大辞泉)

及び難い(およびがたい)
意味:そこまで達することがむずかしい。かなわない。(出典:デジタル大辞泉)

厄介(やっかい)
意味:めんどうなこと。扱いに手数がかかり、わずらわしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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