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御手並拝見とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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御手並拝見

「」などのように使う「御手並拝見」という言葉。

「御手並拝見」は、「おてなみはいけん」と読みます。

「御手並拝見」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「御手並拝見」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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御手並拝見の意味

「御手並拝見」には次の意味があります。

相手の腕前や能力がどれくらいあるか拝見しよう。相手をやや見下した言い方。(出典:デジタル大辞泉)

相手の能力がどれほどのものか、とくと見させてもらいましょうといった意味の言葉です。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・アメリカのモーグのお手並拝見というわけで、私は興味を深めていた。
(出典:豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(下)』)

・県警の刑事のお手並拝見というちょっと意地悪な気持がなかったわけではありません。
(出典:西村京太郎『一千万人誘拐計画』)

・「さて、お手並拝見と行くか」 侑子が階段を降りはじめると西村がそう言った。
(出典:半村良『軍靴の響き』)

・そのすぐあとで、それぞれのお手並拝見ということになったんだが、俺ァそこでものすげえ立ち合いを見ちまったのさ。
(出典:浅田次郎『壬生義士伝 上』)

・東條さんを陸相として、はじめはお手並拝見と冷やかにみていた陸軍の長老も、しだいに東條さんの実力を評価していったんです。
(出典:保阪正康『東條英機と天皇の時代(上) 軍内抗争から開戦前夜まで』)

・十三人の仲間が、四方に散る農民と私の手もととを、お手並拝見とばかり薄笑いを浮べて見ている。
(出典:胡桃沢耕史『旅券のない旅』)

・これからお前は、あの若い女を主人の家からひき出して、あの宝石を奪いとり、あの美しい着物を剥ぎとって、お前の分け前をそっくり手に入れられるかどうか、お手並拝見だよ。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語』)

・そのための材料の動きや、多くの職人たちのための宿や食事、お手並拝見と集まる見物人たち、と、大時計づくりは同時に、いわば町を活性化させるイヴェントのごとき性格をももっていたわけである。室内用の時計がいつごろからつくりだされたかについては、大時計の場合とおなじく正確には不詳である。
(出典:福井憲彦『時間と習俗の社会史 ―生きられたフランス近代へ』)

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