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随伴とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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随伴

「随伴する問題」などのように使う「随伴」という言葉。

「随伴」は、音読みで「ずいはん」と読みます。

「随伴」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「随伴」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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随伴の意味

「随伴」には次の二つの意味があります。

1 ともなうこと。供となってついて行くこと。
2 ある物事に伴って、他の物事が生じること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

随伴の意味①「ともなうこと。供となってついて行くこと。」

「随伴」の一つ目の意味は「ともなうこと。供となってついて行くこと。」です。

お供としてついて行くことや、一緒に連れて行くことを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・実は新聞記者達も随伴して初めて城中を垣間見る事を許されたのである。
(出典:松下竜一『砦に拠る』)

・カラカラの山塊が視界にはいったところで、随伴機から無線がはいった。
(出典:富野由悠季『オーラバトラー戦記 11 ハイパー・ホリゾン』)

・岩船を随伴させたのは、荷物や子供たちを託すのに都合がよいからであった。
(出典:阿井景子『西郷家の女たち』)

・敵を追う九二式に戦車随伴歩兵が併走して背を向けた敵に射撃を加えた。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 14-山口防衛戦3』)

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類語

随行(ずいこう)
意味:供としてつき従って行くこと。(出典:デジタル大辞泉)

随従(ずいじゅう)
意味:供として行くこと。(出典:デジタル大辞泉)

追随(ついずい)
意味:あとからついて行くこと。(出典:デジタル大辞泉)

お供(おとも)
意味:目上の人などに、つき従っていくこと。(出典:デジタル大辞泉)

随伴の意味②「ある物事に伴って、他の物事が生じること。」

「随伴」の二つ目の意味は「ある物事に伴って、他の物事が生じること。」です。

あることが起きると、それと連動して他のことが起きることを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・由緒ある家柄ということは結婚に随伴する要素が多いということだ。
(出典:森村誠一『ミッドウェイ』)

・そして記録簿は、人口がそれよりも早い速度でこれに随伴したことを示している。
(出典:吉田秀夫『人口論』)

・現在のところ、私も、「心は随伴現象である」という通説に従っている。
(出典:茂木健一郎『クオリア入門-心が脳を感じるとき』)

・「時」の不可逆という事にもまた分子的混乱系の存在が随伴している。
(出典:寺田寅彦『時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ』)

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類語

伴う(ともなう)
意味:ある物事に付随して別の物事が起こる。(出典:デジタル大辞泉)

付随(ふずい)
意味:ある物事が他の物事につき従っていること。(出典:デジタル大辞泉)

添う(そう)
意味:すでにあるものの上に、他のものが加わる。(出典:デジタル大辞泉)

付帯(ふたい)
意味:おもだった物事につき伴うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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