幼児
「幼児期における発達課題」などのように使う「幼児」という言葉。
「幼児」は、音読みで「ようじ」と読みます。
「幼児」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「幼児」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
幼児の意味
「幼児」には次の意味があります。
・年齢の少ない子。おさない子。満一歳から満六歳ぐらいまでの子ども。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「幼児」とは一般的に一歳から小学校入学前までの子供を指す言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その中で百合さんはおまへがどんなに羨しい幼児であるかを書いてゐる。
(出典:神西清『恢復期』)
・わたしは母親を二度と見ることができないと知った幼児のように感じた。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書4』)
・二つか三つの幼児ならそれだけで命を落としても不思議ではないほどに。
(出典:今邑彩『鋏の記憶』)
・どうしたことか、背中には、三歳あまりの幼児を背負うていたのである。
(出典:柴田錬三郎『決闘者 宮本武蔵(下)』)
・赤子や幼児の状態は、どこの誰にも共通する、おなじような状態なのよ。
(出典:片岡義男『ラハイナまで来た理由』)
類語
・幼子(おさなご)
意味:幼い子。(出典:デジタル大辞泉)
・幼女(ようじょ)
意味:おさない女の子。(出典:デジタル大辞泉)
・乳幼児(にゅうようじ)
意味:乳児と幼児。小学校入学前の子供の総称。(出典:デジタル大辞泉)
・稚児(ちご)
意味:幼い子。幼児。(出典:デジタル大辞泉)
・小児(しょうに)
意味:こども(出典:デジタル大辞泉)