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惑乱とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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惑乱

「惑乱したようす」などのように使う「惑乱」という言葉。

「惑乱」は、音読みで「わくらん」と読みます。

「惑乱」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「惑乱」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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惑乱の意味

「惑乱」には次の意味があります。

心がまどい乱れること。また、人の心をまどわし乱すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「惑」は仏語で「煩悩」を意味します。
「乱」には「物事がもつれて秩序がなくなる」という意味があり、合わせて、「自身の煩悩によって本来あるべき姿を保てなくなるほど心身をかき乱される状態」を表しています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ただ、もうわけのわからぬ惑乱に私の心は圧倒されそうであったのだ。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル1] 横溝正史 「八つ墓村」)

・そのため対戦相手の方が勝手に惑乱して、潰れてくれることが多かった。
(出典:冲方丁『天地明察』)

・塊邪星その物は邪気によってどんな惑乱を起こすか制御する能力はない。あの惑乱は偶然起きただけに過ぎないのだ。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録・奮闘編5 最後の宝貝』)

・それから、じぶんのあられもない姿を見て、恐怖と惑乱の表情になった。
(出典:山田風太郎『忍びの卍(まんじ)』)

惑乱している頭にも妹のことが気になったからであった。
(出典:田中貢太郎『雀が森の怪異』)

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類語

狼狽(ろうばい)
意味:驚きのあまり、どうしてよいか分からずまごまごする。(出典:精選版 日本国語大辞典)

混乱(こんらん)
意味:いりみだれて秩序がなくなること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

当惑(とうわく)
意味:迷いとまどうこと。処置に迷うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

混迷(こんめい)
意味:いろいろの事が入り混じって、わけがわからなくなること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

錯乱(さくらん)
意味:思考や感情などが混乱して、異常な精神状態に陥ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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