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不知火とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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不知火

「不知火を見た」などのように使う「不知火」という言葉。

「不知火」は、「しらぬい」と読みます。

「不知火」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「不知火」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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不知火の意味

「不知火」には次の意味があります。

九州の有明海,八代海などで夜間に見られる光の異常屈折現象。(出典:マイペディア)

不知火をわかりやすく言うと「光の異常屈折現象によって夜の海で見られる怪火」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・海は、女中が宿で説明した、不知火が夏に浮かぶという有明海であった。(出典:松本清張『危険な斜面』)

・先生は、八代海の不知火現象をこと細かに教室で説明してくれたものである。
(出典:深田祐介『炎熱商人(上)』)

・海のうえを見ると、あの不知火が、鬼火のように陰々として燃えているのだ。
(出典:横溝正史『髑髏検校』)

不知火の海を渡って来る風は、もう秋風といってよかった。
(出典:山田風太郎『忍法破倭兵状』)

・木の葉が散って、霧の海に不知火と見える灯の間を白く飛ぶ。
(出典:泉鏡花『露肆』)

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類語

蜃気楼(しんきろう)
意味:物体の見える方向が、大気の屈折により真の方向からずれて見える現象。(出典:日本大百科全書)

漁火(いさりび)
意味:夜、魚を漁船の方へ誘い集めるために燃やすたいまつ、かがり火の類。(出典:日本国語大辞典)

怪火(かいか)
意味:ふしぎな火。なぜ出るのかわからない、気味の悪い火。鬼火、火の魂(たま)など。(出典:日本国語大辞典)

空中楼閣(くうちゅうろうかく)
意味:根拠のない架空の物事。想像で抽象的に構築した物事。(出典:日本国語大辞典)

奇観(きかん)
意味:珍しい見もの。変わった眺め。珍しい景色。(出典:日本国語大辞典)

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