屁理屈
「屁理屈をこねる」などのように使う「屁理屈」という言葉。
「屁理屈」は、音読みで「へりくつ」と読みます。
「屁理屈」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「屁理屈」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
屁理屈の意味
「屁理屈」には次の意味があります。
・まるですじの通らない理屈。道理に合わない理屈。(出典:デジタル大辞泉)
分かりやすく言うと、「むりやりこじつける」ということです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あいつだったら、屁理屈をつけながらも堂々とドアを開けそうなものだ。
(出典:谷瑞恵『伯爵と妖精 第09巻 女神に捧ぐ鎮魂歌』)
・スポックであっても、この屁理屈は全く論理的だと認めざるをえないだろう。
(出典:ジェイムズ・ブリッシュ『05 メトセラへの鎮魂歌』)
・屁理屈として、六冊目の本がどこかにかくされていると仮定してみましょう。
(出典:クイーン/石川年訳『フランス・デパート殺人事件』)
・香里は一子の話を聞いて初めてあの屁理屈を知り、魔が差してしまっただけなのか。
(出典:片山憲太郎『電波的な彼女03』)
・どう屁理屈をこねても、ここではほんの数十秒の時間稼ぎが関の山だろう。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 04 暇つぶし編』)
類語
・詭弁(きべん)
意味:道理に合わないことを強引に正当化しようとする弁論。(出典:デジタル大辞泉)
・こじつけ
意味:むりに理屈をつけて、関係のないことや、理屈に合わないことを結びつけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・出鱈目(でたらめ)
意味:根拠がないこと。首尾一貫しないこと。いいかげんなこと。(出典:デジタル大辞泉)
・言葉の綾(ことばのあや)
意味:微妙な意味あいを表したり、事のついでに付け加えたりする、巧みな言葉の言い回し。(出典:デジタル大辞泉)
・堅白異同(けんぱくいどう)
意味:詭き弁べんやこじつけの論理のたとえ。(出典:四字熟語を知る辞典)