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如何わしいとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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如何わしい

「如何わしい噂が立つ」などのように使う「如何わしい」という言葉。

「如何わしい」は、訓読みで「いかがわしい」と読みます。

「如何わしい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「如何わしい」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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如何わしいの意味

「如何わしい」には次の意味があります。

本当かどうか疑わしい。物事の内容、人の正体などが、あやしげだ。下品でよくない。(出典:デジタル大辞泉)

道徳上よろしくなく、本当かどうかはっきりわからない様子を意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

如何わしいことをやっているのだから、これは甘受しなければならない。
(出典:山口瞳『草競馬流浪記』)

・従って幼い時から自分の耳や目に入る事柄には如何わしい事がくなかった。
(出典:与謝野晶子『私の貞操観』)

・雑誌の編集者だなんていいますけど、裸の女が出てくる如何わしいやつなんですのよ。
(出典:樋口有介『木野塚探偵事務所だ』)

・その幾つかの名前を使い分ける如何わしい男は、結局君枝のふたり目の伴侶となった。
(出典:京極夏彦『魍魎の匣』)

・あたし、憚りながら、まだ一度もそんな如何わしい真似をしたことはありませんわ。
(出典:平井肇『死せる魂』)

・ある者は、宅の黒塀へ学生以上の手腕をって、如何わしい画と文句とを書きました。
(出典:芥川竜之介『二つの手紙』)

・ある時の彼はまた馭者や労働者と一所に如何わしい一膳飯屋ばかりの食事を済ました。
(出典:夏目漱石『道草』)

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