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千羽鶴とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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千羽鶴

「千羽鶴を折る」などのように使う「千羽鶴」という言葉。

「千羽鶴」は、「千」は音読み、「羽」と「鶴」は音読みで「せんばづる」と読みます。

「千羽鶴」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「千羽鶴」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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千羽鶴の意味

「千羽鶴」には次の意味があります。

千羽の折り鶴を糸でつないだものや、千羽のツルを描いた絵、また模様などに数多くの鶴を染め出したものをいう。日本では昔から鶴はめでたい鳥とされ、それが千羽そろったのをことさらに吉兆とした。千羽は多数の意で、かならずしも正確な数をいうのではない。起源は明らかでないが、いまも古い社(やしろ)に奉納されている昔の額などに千羽鶴の絵をみることができる。また、折り鶴を祈願の意で社寺に奉納する風もあった。最近は社寺だけでなく、幸福の祈願と、慰安や祝福の意を込めて、病気や不幸を負っている人に贈ることが行われる。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

病気平癒を願った千羽鶴の風習は第二次世界大戦後できたとされています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・僕をびっくりさせて終わりでは、正弦も千羽鶴を折った甲斐があるまい。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 13 憑物語』)

・二〇〇四年にキリンが死んだときは、子どもたちから千羽鶴が寄せられた。
(出典:小菅正夫『〈旭山動物園〉革命――夢を実現した復活プロジェクト』)

・狩野探幽でしたか、あるお寺の襖に千羽鶴を描くのにいろいろと自分の姿態を映した話がありましたが、画描きというものの通癖でもありましょうか。
(出典:上村松園『画室談義』)

・智恵子は大へん喜んで其で千羽鶴を折つた。
(出典:森村誠一『新・人間の証明(上)』)

・正月には兄が贈ってくれた千羽鶴の掛け軸と決っていた。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 31 江戸の精霊流し』)

類語

折鶴おりづる
意味:紙を折りたたんで鶴の形にしたもの。折紙細工の鶴。(出典:精選版 日本国語大辞典)

千代紙ちよがみ
意味:西の内、地柾(じまさ)などの和紙に、さまざまな模様を木版で色刷りしたもの。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

折り紙おりがみ
意味:紙を折り畳んで、形を表現する技法、遊戯をいう。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

色紙いろがみ
意味:色染めの紙。そめがみ。折り紙などにして幼児の遊びにも用いる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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