大風呂敷を広げる
「我ながら大風呂敷を広げすぎた」などのように使う「大風呂敷を広げる」という言葉。
「大風呂敷を広げる」は、「おおぶろしきをひろげる」と読みます。
「大風呂敷を広げる」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「大風呂敷を広げる」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
大風呂敷を広げるの意味
「大風呂敷を広げるの意味」には次の意味があります。
・ 現実に合わないような大げさなことを言ったり、計画したりする。(出典:デジタル大辞泉)
「大風呂敷を広げる」を分かりやすくいうと、「自身の実力に見合わないことを言う」や「ハッタリ」のことを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・できもしない大風呂敷を広げやがって。
(出典:西風隆介『神の系譜V 竜の時間 亡国』)
・一冊目は多少大風呂敷を広げても、二冊目で何とか決着をつければいい、と。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター07a D-北海魔行 上』)
・どうも、のっけから大風呂敷を広げ過ぎたようで、結局、今回も畳み切れなくなってしまいました。
(出典:今邑彩『翼ある蛇(「蛇神」シリーズ第2巻)』)
・あんまり大風呂敷を広げてはいけないぞ、と思いつつ、つい口から出てしまうのだ。
(出典:赤川次郎『泥棒物語』)
・大風呂敷を広げたいかにも景気のよさそうな話もしている。
(出典:大塚公子『死刑囚の最後の瞬間』)
類語
・はったり
意味:相手をおどすようにおおげさに言ったり行動をしたりすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・大言壮語(たいげんそうご)
意味:実力不相応な大きなことを言うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・大口を叩く(おおぐちをたたく)
意味:大げさな物言いをする。(出典:デジタル大辞泉)
・尾鰭をつける(おひれをつける)
意味:事実以上に種々な付け加えをする。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・豪語(ごうご)
意味:大きなことを言うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)