四季
「日本の四季を楽しむ」などのように使う「四季」という言葉。
「四季」は、音読みで「しき」と読みます。
「四季」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「四季」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
四季の意味
「四季」には次の意味があります。
・春・夏・秋・冬の四つの季節。(出典:精選版 日本国語大辞典)
日本は諸外国に比べ季節がはっきりとしています。
季節が四つあることから、これらをまとめて四季と言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・橋の上には四つの女性像が立っていて四季を象徴しているのだそうだ。
(出典:峰隆一郎『殺人急行北の逆転240秒』)
・四季の変化のゆたかな日本なのに、それに関連したのが、まったくない。
(出典:星新一『きまぐれフレンドシップ PART1』)
・私はこの季節を四季を通じてもっとも捨てがたいひとつだと思う。
(出典:遠藤周作『ぐうたら好奇学』)
・それこそ外から入った者には四季の花が咲き揃った華やかさであった。
(出典:松本清張『馬を売る女』)
・四季の風景のうちで、最も美しいのはこの雪景色であるかもしれない。
(出典:和辻哲郎『京の四季』)
類語
・春夏秋冬(しゅんかしゅうとう)
意味:春と夏と秋と冬。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・季節(きせつ)
意味:1年を天候の推移に従って分けたときの、それぞれの区切り。(出典:デジタル大辞泉)
・シーズン
意味:季節。(出典:デジタル大辞泉)
・折節(おりふし)
意味:季節。時節。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・雪月花(せつげつか)
意味:四季折々の自然の風物のなかで、もっとも雅趣あるものとされるものの総称。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))