周波数
「周波数を合わせる」などのように使う「周波数」という言葉。
「周波数」は、音読みで「しゅうはすう」と読みます。
「周波数」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「周波数」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
周波数の意味
「周波数」には次の意味があります。
・交流電波・音波など、周期的変化をする現象が1秒間に何回繰り返されるかを示す数。単位はヘルツ(Hz)。振動数。(出典:デジタル大辞泉)
周波数をイメージするのには、健康診断の中の聴力検査があります。ヘッドホーンを両耳に当てて、異なる周波数の音を聞いたことがあるでしょう。音の振動数を変えることで音の高さが異なってきます。振動数が低い場合=周波数が低い場合は、低く聞こえ、逆に、周波数が高い場合は、高く聞こえます。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・音の周波数を理想値に完全に一致させるなんてことは不可能ですから。
(出典:中村航『ぐるぐるまわるすべり台』)
・この周波数を使っている者はほとんどなく、盗聴される危険性が少ない。
(出典:森村誠一『黒い墜落機(ファントム)』)
・人の声くらいの周波数だったら耳をふさがなくてはがまんができないほどに。
(出典:神林長平『七胴落とし』)
・周波数によっては、人間の耳に聞こえたりすることもあるらしい。
(出典:乾くるみ『リピート』)
・本社と宇宙船の周波数は、いつも合わせておかなければいけませんからな。
(出典:ハインライン『デリラと宇宙野郎たち』)
・想像では、たぶん周波数を高くしたり、低くしたりしたときなんでしょうね。
(出典:ヴォクト/能島武文訳『宇宙船ビーグル号の冒険』)
・この奇妙な性質は相当高い周波数についても変わらないため、世界の注目を集めた。
(出典:片山泰久『量子力学の世界』)
・タクシーの運転手なら普通、専用の周波数に合わせて情報を求めるはずだ。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)