単身赴任
「単身赴任の夫」などのように使う「単身赴任」という言葉。
「単身赴任」は、音読みで「たんしんふにん」と読みます。
「単身赴任」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「単身赴任」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
単身赴任の意味
「単身赴任」には次の意味があります。
・所帯持ちが、家族を置いて一人で任地におもむくこと。(出典:デジタル大辞泉)
家族のある人が、家族を置いて勤め先がある土地に移り住むことを意味します。
「単身」は「一人であること」、「赴任」は「新しい勤務先におもむくこと」を意味する二字熟語です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・むろん単身赴任で、十日に一度くらいしか東京には帰ってこない。
(出典:宮部みゆき『クロスファイア上巻』)
・自分ではそれと気付かぬうちに、単身赴任の生活がこたえてきたのか?
(出典:山田智彦『銀行 男たちの報酬』)
・単身赴任をなくするということは、家族が共に行くということだ。
(出典:沖藤典子『転勤族の妻たち』)
・彼もマンション住まいで単身赴任者なので、置かれた状況はよく似ている。
(出典:山田智彦『銀行 男たちの挑戦』)
・となると、単身赴任中か、離婚したか、あるいは元からいなかったか。
(出典:乾くるみ『マリオネット症候群』)
・単身赴任制度の欠陥が明らかになるならば、会社の人事はすこぶるむずかしくなる。
(出典:丸谷才一『女ざかり』)
・同じテーブルに隣り合せた人から単身赴任マンションのことを聞いて来た。
(出典:丸谷才一『女ざかり』)
・単身赴任生活者の多くの例にもれず槙原はすでに『現地妻』を作っていた。
(出典:吉村達也『丸の内殺人物語』)