名作
「あの作品は隠れた名作だ」などのように使う「名作」という言葉。
「名作」は、音読みで「めいさく」と読みます。
「名作」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「名作」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
名作の意味
「名作」には次の意味があります。
・すぐれた製作物。名高い作品。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「名作」とは、評判が良く、優れた作品のことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この小説はそれぞれの時代で「名作」として宣伝されていたようだった。
（出典：三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 2 〜栞子さんと謎めく日常〜』）
・といったわけで、あまり名作ではないがSFがひとつ出来たことになる。
（出典：星新一『きまぐれ星のメモ』）
・いまもテレビで見られるし、名作はビデオで商品となっているらしい。
（出典：星新一『きまぐれエトセトラ』）
・それがなければ出版はとっくに頓挫して、幻の名作となっていただろう。
（出典：喬林知『今日からマ王 第5巻 外伝 「閣下とマのつく土佐日記!?」』）
・その人のおかげで名作や古典を読むようになったのだと、甘い顔で言っていた。
（出典：野村美月『文学少女9 “文学少女”見習いの、初戀。』）
類語
・傑作（けっさく）
意味：作品が非常にすぐれたできばえであること。また、その作品。（出典：デジタル大辞泉）
・佳作（かさく）
意味：文学作品・芸術作品などで、出来栄えのいい作品。（出典：デジタル大辞泉）
・大作（たいさく）
意味：大規模な作品。大きな制作。また、すぐれた立派な作品。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・秀作（しゅうさく）
意味：作品のすぐれたできぐあい。また、優秀な作品。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・力作（りきさく）
意味：力をこめてつくった作品。（出典：デジタル大辞泉）
