僅差
「僅差で敗北する」などのように使う「僅差」という言葉。
「僅差」は、音読みで「きんさ」と読みます。
「僅差」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「僅差」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
僅差の意味
「僅差」には次の意味があります。
・わずかの差。(出典:デジタル大辞泉)
「僅差」という言葉をわかりやすく言うと、「ほんの少しの違い」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そうやって僅差になったときに、こちらはベストメンバーを組むのである。
(出典:山口瞳『草野球必勝法』)
・試合が終わってみればけっこう僅差で勝っているのである。
(出典:後藤正治『リターンマッチ』)
・誰もが物質的には豊かで、教養もあるという僅差の中で勝負しなければならなかった。
(出典:大塚ひかり『源氏の男はみんなサイテー ―親子小説としての源氏物語』)
・充分に余力を残して勝ち上がってきた者と、なんとか僅差で勝ちを拾ってきた者の戦い。
(出典:垣根涼介『ヒート アイランド』)
・ドローか、と思えたが、三人の審判はいずれも僅差で宮本の勝ちとしていた。
(出典:後藤正治『リターンマッチ』)
類語
・小差(しょうさ)
意味:わずかの違い。すこしの差。(出典:デジタル大辞泉)
・差異(さい)
意味:他のものと異なる点。ものとものの違い。差。(出典:デジタル大辞泉)
・相違(そうい)
意味:二つのものの間にちがいがあること。(出典:デジタル大辞泉)
・誤差(ごさ)
意味:真の値と測定値または近似値との差。(出典:デジタル大辞泉)
・小異(しょうい)
意味:少しの違い。(出典:デジタル大辞泉)