予習
「予習と復習が大切だ」などのように使う「予習」という言葉。
「予習」は、音読みで「よしゅう」と読みます。
「予習」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「予習」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
予習の意味
「予習」には次の意味があります。
・前もって学習すること。(出典:デジタル大辞泉)
「予習」をわかりやすく言うと「まだ習っていないところを先に学習すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・でも僕には話をする相手もなく、ただ机に座って予習をするしかないのだ。
(出典:乙一『死にぞこないの青』)
・予習をしっかりしていかないと、授業の内容がわからなくなってくる。
(出典:稲垣美晴『フィンランド語は猫の言葉』)
・夜になって予習の解らない箇所を訊ねに来たとき、少女は少年に詫った。
(出典:きだ・みのる『道徳を否む者』)
・予習してわかるようなことなら、本番の授業を受ける必要はないじゃない。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿3 巴里・妖都変』)
・なぜって、学校のお勉強同様に、恋愛にも予習や復習が必要なんですから。
(出典:田中康夫『恋愛自由自在』)
類語
・下調べ(したしらべ)
意味:学習をする部分をあらかじめ勉強しておくこと。予習。(出典:デジタル大辞泉)
・根回し(ねまわし)
意味:交渉や会議などで、事をうまく運ぶために、あらかじめ手を打っておくこと。下工作。(出典:デジタル大辞泉)
・地固め(じがため)
意味:物事の基礎をしっかりと固めておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・布石(ふせき)
意味:将来のために配置しておく備え。(出典:デジタル大辞泉)
・手筈(てはず)
意味:ある事を行なうのに、まえもって決めておく一定の順序。また、まえもってしておく準備。てくばり。手順。(出典:精選版 日本国語大辞典)