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民草とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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民草

「民草に信頼される領主」などのように使う「民草」という言葉。

「民草」は、訓読みで「たみくさ」と読みます。

「民草」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「民草」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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民草の意味

「民草」には次の意味があります。

・ 人民を草にたとえていった語。あおひとぐさ。民の草葉。(出典:精選版 日本国語大辞典)

徐々に数が増加していく人民を「生い茂る草木」にたとえた「民の草葉」の略語となります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・一般民草に与えた深甚の影響についてはすでに述べたとおりである。
(出典:亀井勝一郎『大和古寺風物誌』)

・もう一時十五分前だ、何かわれわれ民草にみことのりがくだるわけだな。
(出典:チェーホフ・アントン『ワーニャ伯父さん』)

・たとえばひとりの民草として市井らすことを己に課したこともあった。
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 8』)

・しかし、あやつらはそのために流されるであろう民草の血のことを考えぬ。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第2巻〈風のアルビオン〉』)

・信長もまた、そうした家から生れ、この民草の中から出た一民である。
(出典:吉川英治『新書太閤記』)

類語

大衆(たいしゅう)
意味:多数の人。おおぜいのひとびと。民衆。また、人が多く集まること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

一般人(いっぱんじん)
意味:特別の身分、地位を持たないあたりまえの人。普通人。また、あることに特別の関係がない人。(出典:精選版 日本国語大辞典)

俗人(ぞくじん)
意味: 僧に対して、世間一般の人。世俗の人。(出典:デジタル大辞泉)

世間並(せけんなみ)
意味: 世間一般の例にもれないこと。ふつうであること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

黎民(れいみん)
意味:一般の人民。庶民。あおひとぐさ。黎庶。(出典:精選版 日本国語大辞)

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