万引
「コンビニで万引をして補導された」などのように使う「万引」という言葉。
「万引」は、音読みで「まんびき」と読みます。
「万引」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「万引」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
万引の意味
「万引」には次の意味があります。
・買物客を装って、店頭で商品をかすめとること。また、その人。万買い。(出典:精選版 日本国語大辞典)
お会計をせずに商品を持ち出すこと、盗むことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・万引なんと云うことをする女も、別に変った木で刻まれたものでは無い。
(出典:森鴎外『雁』)
・万引発見で礼金を得るにも、それだけの研究と努力がいるというわけか。
(出典:星新一『ごたごた気流』)
・ガードマンの話と万引女の話のどちらを警察が信用すると思うのかね。
(出典:阿部牧郎『誘惑魔』)
・こんな処で働いていると、荒さんで荒さんで、私は万引でもしたくなる。
(出典:林芙美子『放浪記(初出)』)
・パリには、何千という男や女の万引をする者がいるのを見のがしている。
(出典:ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録』)
類語
・泥棒(どろぼう)
意味:他人の物をぬすみ取る者。ぬすびと。盗賊。また、盗みをすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・窃盗(せっとう)
意味:他人の財物をひそかに盗み取ること。また、盗みをする人。(出典:デジタル大辞泉)
・盗む(ぬすむ)
意味:ひそかに他人のものを取って自分のものにする。(出典:デジタル大辞泉)
・取る(とる)
意味:いろいろな方法で自分のものにする。(出典:デジタル大辞泉)
・掠める(かすめる)
意味:すきをうかがって、すばやく盗む。(出典:デジタル大辞泉)