スローガン
「スローガンを掲げる」などのように使う「スローガン」という言葉。
「スローガン」は、英語で「slogan」と書きます。
「スローガン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「スローガン」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
スローガンの意味
「スローガン」には次の意味があります。
・団体・党派・政府などが、一般に呼びかけるためにその主義・主張を端的に言い表わした語句。(出典:精選版 日本国語大辞典)
スコットランド人たちが火急の際に使用した招集のための「ときの声」sluagh-ghairmを語源とします。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一度はなんでも見、なんでもしてやろうというスローガンのせいなのか。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル19] 横溝正史 「悪霊島 上」』)
・そして、下の部分には各クラスで決めたスローガンが書かれている。
(出典:恩田陸『夜のピクニック』)
・町のスローガンみたいのは『花とみどりと海の楽園』っていいましてね。
(出典:内田康夫『贄門島(にえもんじま)上』)
・この意味で彼は時代の言葉とスローガンとをうち出したのである。
(出典:マンハイム/森博訳『保守主義的思考』)
・現実がそうではないから、理想としてのスローガンが掲げられる。
(出典:宮原安春『軽井沢物語』)
類語
・標語(ひょうご)
意味:主張・信条や行動の目標、指示内容などをわかりやすく簡潔に言い表した語句。(出典:デジタル大辞泉)
・モットー(motto)
意味:日常の行為の目標や方針となる事柄。また、それを表現した語句。(出典:デジタル大辞泉)
・合言葉(あいことば)
意味: 仲間うちの信条・目標としていつも掲げる言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・旗印(はたじるし)
意味:行動の目標として掲げる主義・主張。(出典:デジタル大辞泉)
・キャッチフレーズ(catch phrase)
意味:感覚に訴えて強い印象を与えるよう考案された、短い宣伝文句。(出典:精選版 日本国語大辞典)