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ちんぴらとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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ちんぴら

「町に屯するちんぴら達」などのように使う「ちんぴら」という言葉。

「ちんぴら」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「ちんぴら」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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ちんぴらの意味

「ちんぴら」には次の意味があります。

・ 一人前でもないのに大人ぶったり、大物を気取ったりする者やそのさまをあざけっていう語。転じて、不良少年少女ややくざなどの下っ端をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

語源としては①子供を嘲って言うときの大阪の方便「ちんぺら」が転じたとい説、②「チン」は劣っている意味の「ちんけ」で、「ピラ」は下っ端を意味する「ひら(平)」を意味するという説、③中国の前漢時代に居た「陳平(ちんぺい)」という策士が、素行が悪く兄嫁と不義密通をしていたことから、胡散臭い者を指す言葉として「陳平」が使われ、それが転じたとする説など、さまざまです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・十二三のちんぴらな小僧が物蔭から飛び出してこの音楽家の前に立つた。
(出典:薄田泣菫『茶話』)

・小龍に女をとられたと、意趣返しに来た地まわりのちんぴらであった。
(出典:皆川博子『旅芝居殺人事件』)

・おれたちはちんぴらどもを家に迎えてやるほどお人好しではない。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部』)

・これまで貴様らが相手にしてきたような、新装備を持ったちんぴら集団ではない。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!6 踊るベリー・メリー・クリスマス』)

・なぜあんなちんぴらたちのために、これほどの大芝居をお打ちになったんです?
(出典:天藤真『大誘拐』)

類語

成らず者(ならずもの)
意味:品行の悪い者。また、定職がなく、悪事をして歩きまわる者。無頼漢。ごろつき。(出典:デジタル大辞泉)

やくざ
意味: 博打打ちや無職渡世の遊び人、また、暴力団員など、正業につかず、法に背くなどして生活の資を得ている者の総称。無頼漢。ならずもの。やくざもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)

無頼漢(ぶらいかん)
意味: 無頼な男。ならずもの。ごろつき。(出典:精選版 日本国語大辞典)

ごろつき
意味:一定の住所、職業を持たず、あちこちをうろついて、他人の弱味につけこんでゆすり、嫌がらせなどをする悪者。無頼漢。ごろ。(出典:デジタル大辞泉)

暴れん坊(あばれんぼう)
意味:手に負えないくらい乱暴な人。暴れ者。あばれんぼ。(出典:デジタル大辞泉)

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