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様式とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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様式

「様式美」などのように使う「様式」という言葉。

「様式」は、音読みで「ようしき」と読みます。

「様式」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「様式」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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様式の意味

「様式」には次の二つの意味があります。

1 ある時代・流派の芸術作品を特徴づける表現形式。
2 習慣・約束などで定められたやり方。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

様式の意味① 「ある時代・流派の芸術作品を特徴づける表現形式。」

「様式」の一つ目の意味は「ある時代・流派の芸術作品を特徴づける表現形式。」です。

何らかの技法やスタイルを持つ作品のグループのことを言います。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・この様式もいつの時かに始まり、そうして後に固定したものに相違ない。
(出典:和辻哲郎『アフリカの文化』)

・建築様式が変わっていて、いつ建てられたものかもはっきりしていない。
(出典:高橋克彦『偶人館の殺人』)

・古代ローマ様式とは言っても、実際は多少その気味があるくらいだった。
(出典:ユゴー/榊原晃三訳『九十三年』)

・ところがギリシャになると初めて体重が前の足にかかる様式になってくる。
(出典:石原慎太郎『遭難者』)

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類語

流儀(りゅうぎ)
意味:物事のやり方。(出典:デジタル大辞泉)

スタイル
意味:建築・美術・音楽などの様式。型。(出典:デジタル大辞泉)

手法(しゅほう)
意味:物事のやり方。特に、芸術作品などをつくるうえでの表現方法。(出典:デジタル大辞泉)

作風(さくふう)
意味:作品の傾向や特徴。(出典:デジタル大辞泉)

様式の意味② 「習慣・約束などで定められたやり方。」

「様式」の二つ目の意味は「習慣・約束などで定められたやり方」です。

常にその方法で物事を進める型のことを言います。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そしてこのような生活様式に対する限界の小なることは云うまでもない。
(出典:吉田秀夫『人口論』)

・それは魔法の力の問題だけではなく、基本的な生活様式と野心の問題だ。
(出典:ピアズ・アンソニイ『魔法の国ザンス01~カメレオンの呪文~』)

・いかに外国の様式そのままであってもそれは日本人の美術であり得る。
(出典:和辻哲郎『古寺巡礼』)

・それは非常に永い期間に成熟して来た一つの様式を示しているのである。
(出典:和辻哲郎『人物埴輪の眼』)

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類語

ジャンル
意味:種類。領域。(出典:デジタル大辞泉)

類型(るいけい)
意味:幾つかのものに共通する基本的な性質や特徴(出典:デジタル大辞泉)

形態(けいたい)
意味:生物や機構などの組織体を外から見たかたちやありさま。形体。(出典:デジタル大辞泉)

部類(ぶるい)
意味:種類によって分けた、その一つ一つのグループ。(出典:デジタル大辞泉)

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