お宮参り
「お宮参りに行く」などのように使う「お宮参り」という言葉。
「お宮参り」は、訓読みで「おみやまいり」と読みます。
「お宮参り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「お宮参り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
お宮参りの意味
「お宮参り」には次の意味があります。
・無事に出産したこと、そして赤ちゃんの健やかな成長を願い、初めて赤ちゃんと共に土地の守り神(氏神・うじがみ)様に参拝する儀礼。(出典:妊娠・子育て用語辞典)
こどもが生まれて初めて参詣し、その土地の一員になったことを認めてもらい、こどもの健康と長寿を祈る行事を指します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・車がやってくるその方向に、お宮参りの子供を連れた母親の姿が見える。
(出典:川上宗薫『赤い夜』)
・一家揃ってのお宮参りを実現させてやって下さい。
(出典:森村誠一『分水嶺』)
・お宮参りに限らず、時間があるときは神社へ行き、ゆっくり心を静めるといいでしょう。
(出典:高尾学館『天中殺占い』)
・小さなメガネを掛けている末乃は、真太郎をお宮参りさせている時のことを書いた繁竹の文章に目を向け始めた。
(出典:柄刀一『400年の遺言 死の庭園の死』)
・世間の人は、子どもが生まれたら神社にお宮参りに行き、育つにつれて七五三のお祝いをする。
(出典:養老孟司『無思想の発見』)
類語
・宮参り(みやまいり)
意味:子供が生まれてのち、初めて産土うぶすな神に参拝すること。(出典:デジタル大辞泉)
・初宮参り(はつみやまいり)
意味:「宮参り」に同じ。(出典:デジタル大辞泉)
・産土参(うぶすなまいり)
意味:特に、生児がはじめて産土神に参詣すること。(出典:日本国語大辞典)
・産土神(うぶすながみ)
意味:生まれた土地の神。(出典:百科事典マイペディア)
・氏神(うじがみ)
意味:住んでいる土地の人々を守護する神。(出典:デジタル大辞泉)