練磨
「練磨を重ねる」などのように使う「練磨」という言葉。
「練磨」は、音読みで「れんま」と読みます。
「練磨」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「練磨」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
練磨の意味
「練磨」には次の意味があります。
・技芸・学問などを鍛えみがくこと。（出典：デジタル大辞泉）
「練」は「繰り返し手をかけ、質の良いものにする」、「磨」は「みがく」を意味します。
「練磨」は「錬磨」とも表記します。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・自分の道を懸命に練磨することによって収入は生じてくるもんや。
（出典：永六輔『役者その世界』）
・経験によって練磨していく。
（出典：阿佐田哲也『新麻雀放浪記』）
・試合までに十分、練磨をしておくのは当然じゃと拙者は思う。
（出典：吉川英治『宮本武蔵』）
・それは人間機能の練磨か、それとも動物本能の保持か。
（出典：山田風太郎『忍びの卍(まんじ)』）
・彼は知らず知らず練磨も積んでいた。
（出典：吉川英治『宮本武蔵』）
・外国語と西欧科学の研究練磨によるところが多いことを宣言した。
（出典：ハーン／平井呈一訳『心』）
・人間の経験の習熟練磨の効果を尊重したのは当然のことである。
（出典：寺田寅彦『西鶴と科学』）
・油会所の外交役となってから益々練磨された。
（出典：内田魯庵『淡島椿岳』）
