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通達とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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通達

「イベントの中止が通達された」などのように使う「通達」という言葉。

「通達」は、音読みで「つうたつ」と読みます。

「通達」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「通達」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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通達の意味

「通達」には次の二つの意味があります。

1 告げ知らせること。
2 ある物事に深く通じること。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

通達の意味①「告げ知らせること。」

「通達」の一つ目の意味は「告げ知らせること。」です。

政治・行政関係で耳にすることが多い「通達」という言葉ですが、企業や団体等から何かを知らせる際にも「通達」が使われる場合があります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

通達を聞いた方は、当然金を集めて本山から集金にくる僧を待っている。
(出典:種村季弘『迷信博覧会)

・事務的な必要のためだったら、一回通達すればそれでたりることなのだ。
(出典:星新一『人民は弱し 官吏は強し』)

・彼はただ自分の知っていること、通達の内容を簡単にはなしてやった。
(出典:野間宏『真空地帯』)

・東京に帰った高次たちを待ち受けていたのは、思いもよらぬ通達だった。
(出典:二宮隆雄『海援隊烈風録』)

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類語

・通知(つうち)
意味:告げ知らせること。また、その知らせ。(出典:デジタル大辞泉)

・通告(つうこく)
意味:相手方に決定事項や意向などを告げ知らせること。特に、文書などで正式に告げ知らせること。(出典:デジタル大辞泉)

・通牒(つうちょう)
意味:書面で通知すること。また、その書面。(出典:デジタル大辞泉)

・伝達(でんたつ)
意味:命令・意思・情報などを口頭または書類で相手に伝えること。(出典:デジタル大辞泉)

通達の意味②「ある物事に深く通じること。」

「通達」の二つ目の意味は「ある物事に深く通じること。」です。

こちらの使い方は日常生活ではあまり目にしないかもしれませんが、文学作品などで使用されることがあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・この判断の領域を通じて人々は存在乃至真理に通達し得ると考えられる。
(出典:戸坂潤『空間概念の分析』)

・すぐれた力士は高度の文化人である。なぜなら、角力の技術に通達し、技術によって時代に通じているからだ。
(出典:坂口安吾『太宰治情死考』)

・瞑想や空想や又感傷的な理想を以てしても通達出来ないであろう。
(出典:戸坂潤『イデオロギーの論理学』)

・専門家として通達することによって彼の人間は作られるといっても、彼が単に専門家に止まっている限りそれは不可能であって、そこには専門にありながら専門を超えるということがなければならぬ。
(出典:三木清『哲学入門』)

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類語

・熟知(じゅくち)
意味:細かなところまでよく知っていること。詳しく知っていること。(出典:デジタル大辞泉)

・知悉(ちしつ)
意味:ある物事について、細かい点まで知りつくすこと。(出典:デジタル大辞泉)

・通暁(つうぎょう)
意味:ある物事についてたいへん詳しく知っていること。精通。(出典:デジタル大辞泉)

・承知(しょうち)
意味:事情などを知ること。また、知っていること。わかっていること。(出典:デジタル大辞泉)

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